がぞうAIノート

画像生成AIの選び方・使い方・決まりごとを、比べて分かるように。

画像生成AIプロンプトの書き方、順番で決まる

画像生成AIプロンプトの書き方、順番で決まる

2026-10-15 · 19分で読めます

#画像生成AI #ChatGPT #Gemini #Adobe Firefly

画像生成AIのプロンプトは、「主語(何を)→構図(どう写すか)→画風(どんな見た目か)」の順番で書くと、思ったとおりの絵になりやすくなります。Google の公式ガイドも「主語+動作+場所+構図+スタイル」という型を紹介しています(Google)。単語を増やす前に、まず順番をそろえてください。順番が毎回同じだと書き忘れが減り、結果を見比べて直すのも楽になります。

あなたに合うのはどれ?

迷ったら、ふだん使っているアカウントで無料から始められるサービスを選ぶのが近道です。下の表から、自分に近い状況を1行選んでください。

状況まず選ぶもの最初に開くページ理由
初心者で、無料から試したいChatGPT または Gemini の無料版ChatGPT / Gemini日本語の文章でそのまま頼めて、会話しながら直せる
SNSやブログの画像を毎日作るChatGPT Plus または Google AI ProChatGPT の料金 / Gemini のプラン無料版の回数制限に引っかかりにくい
仕事の資料・広告に使う(商用の安心感を重視)Adobe FireflyFirefly のプランPhotoshop などの Adobe 製品とつなげやすい
趣味のイラストで画風にこだわりたいMidjourneyMidjourney のプラン比較画風を調整する機能が多い。ただし無料プランはない
予算があり、生成回数を気にせず使いたいChatGPT Pro / Google AI Ultra / Firefly Pro 以上各サービスの料金ページ上限が大きい。ただし月額は数千〜数万円

どのサービスでも、この記事の「主語→構図→画風」の型はそのまま使えます。仕事で使う前には、画像生成AI商用利用、規約のどこを確認するかで規約の見方も確認してください。

なぜ「順番」で結果が安定するのか

順番を決めると、①書き忘れがなくなり、②1か所だけ変えて結果を比べられるようになります。安定する理由はこの2つです。主なサービスの公式ガイドも、書く要素を順番つきで紹介しています。

サービス公式ガイドが示す要素の並び出典
Google(Gemini)主語+動作+場所・状況+構図+スタイルGoogle Pics のヘルプ
Adobe Firefly主語、その特徴、スタイル・表現方法。Adobe の案内では「主語→質感・細部→背景→光→構図と余白」の順も紹介Adobe ヘルプ
OpenAI(ChatGPT・API)複雑な依頼は「場面→主語→細部→制約」の順に区切って書くOpenAI 画像プロンプトガイド
Midjourney何を入れたいかを具体的に書き、入れたくない物は書かないMidjourney Prompt Basics

表のとおり、細かい並びはサービスによって少しずつ違います。OpenAI は場面を先に書く順番を勧めています。それでも、どのガイドも「主語」「見せ方」「見た目のスタイル」を分けて書く点は同じです。そこでこの記事では、覚えやすい「主語→構図→画風」を基本の型にします。

もう1つの理由は、直し方がはっきりすることです。OpenAI のガイドは「1回の修正で変えるのは1か所だけ」と勧めています(OpenAI)。順番が決まっていれば「2番目の構図だけ変える」といった直し方ができるので、何が効いたのかが分かります。

基本の型「主語→構図→画風」の書き方

型は「【主語】、【構図】、【画風】」の3つです。1つにつき1〜2文で足ります。OpenAI も「多くの場合、はっきりした1〜3文で十分」としています(OpenAI Academy)。

① 主語:何が・何をしているか

最初に「誰が・何が」「何をしているか」「どこで」を書きます。Google のヘルプでは、「猫」だけよりも「日の当たる窓辺で丸くなって眠る、ふわふわの茶トラ猫」のように具体的に書くほうがよいと説明されています(Google Pics のヘルプ)。

判断の基準:この文だけ読んで、ほかの人が同じ物を思い浮かべられるか。

② 構図:どう写すか

次に、カメラの位置と画面の中での配置を書きます。Google のガイドが挙げる例は「アップ」「引き(ワイドショット)」「ローアングル」「ポートレート」です(Google)。

判断の基準:使う場所(SNS・ブログのアイキャッチ・資料)に合わせて、余白や縦横の向きを決めておく。

③ 画風:どんな見た目か

最後に、表現の種類・光・色を書きます。Google のガイドの例は「3Dアニメーション」「フィルムノワール」「水彩画」「写実的な写真」などです(Google)。Gemini のヘルプも「写実的、木炭画」のようにスタイルを書くよう案内しています(Gemini アプリ ヘルプ)。

3つを並べた例

たとえば、ブログのアイキャッチなら次のように書きます。

黄色いレインコートを着た小学生の女の子が、雨上がりの公園で水たまりを跳び越えている。横長の構図で、女の子は右側の全身、左側に文字を入れる余白を広くとる。やわらかい水彩画風で、雨上がりの明るい光、パステル調の色。

用途別のテンプレートと、順番を入れ替えるときのコツ

型は同じでも、用途に合わせて「構図」の書き方を変えると使える画像になります。そのまま書き写して、【 】の中だけ入れ替えて使ってください。

用途主語構図画風
SNS投稿【季節の和菓子】がお皿にのっている正方形、真上から、中央に1つ明るい自然光の写真風
ブログのアイキャッチ【パソコンに向かう人】横長、人物は右寄せ、左に余白フラットなイラスト、2〜3色
資料・スライド【成長を表す芽と階段】横長、白い背景、中央に小さめシンプルなアイコン風、青系
趣味のイラスト【銀髪の旅人が古い地図を広げている】上半身、少し見下ろす角度油絵風、夕方の暖かい光
副業の素材づくり【観葉植物のある机】横長、手前をぼかす、文字なし写真風、やわらかい光

順番を入れ替えてよいとき

背景や場の雰囲気が主役の画像(街並み、店内、風景など)は、OpenAI のガイドのように「場面」から書き始めても構いません(OpenAI)。大事なのは、一度決めた順番をそのシリーズの間は変えないことです。順番をそろえておけば、何枚か作ったあとに「構図の文だけが違う」と見比べられます。

文字を入れたいとき

画像の中に文字を入れたいときは、入れる文字をかぎかっこや引用符で囲み、置く場所と書体の雰囲気も書きます。これは OpenAI と Google の両方のガイドが勧めている方法です(OpenAI、Google Pics のヘルプ)。ただし、Google は文字の描写をまだ苦手な点として挙げています(Google)。日本語の文字は崩れることがあるので、生成後に必ず読み直し、大事な文字は画像編集ソフトであとから入れるほうが確実です。

手順:ChatGPT と Gemini で型を使う

どちらのサービスも、画像のメニューを開いて型どおりの文を送るだけで使えます。画面の名前は、2026年10月時点の公式ヘルプなどに出てくる表記です。表示はアップデートで変わることがあります。

ChatGPT の場合

  1. chatgpt.com を開いてログインします。
  2. 入力欄の「+」を押し、「画像を作成する」を選びます(サイドバーの「画像」からも開けます)(東京経済大学の利用ガイド)。
  3. 「主語→構図→画風」の順に書いた文を入力して送信します。
  4. 直したいときは、「構図だけ変えて。人物を左に寄せて、それ以外は同じ」のように、変える所と残す所を両方書きます。OpenAI のガイドも、変更点と残したい点を分けて書くよう勧めています(OpenAI)。

Gemini の場合

  1. gemini.google.com を開きます。
  2. 「サイドバーを開く」→「画像」を選びます(Gemini アプリ ヘルプ)。
  3. テンプレートを選ぶか、型どおりの文を入力します。ヘルプでは、文の最後に「描いて」「生成して」「作成して」を付けるよう案内しています。
  4. 「送信」を押します。

画像の生成は13歳以上、画像の編集は18歳以上が条件です(Gemini アプリ ヘルプ)。

つまずきやすい所と直し方

うまくいかないときの原因は、だいたい「書いていない」「否定形で書いた」「一度に変えすぎた」のどれかです。

よくある失敗原因直し方
入れたくない物が出てくる「ケーキなし」のように否定形で書いた欲しい状態を書く。Midjourney は「no cake」と書くとケーキが出ることがあると説明しています(Midjourney)。Google も「車なし」ではなく「人も車もいない静かな通り」と書くよう勧めています(Google)
思っていない物が勝手に足される説明が足りず、AIが補った主語・構図・画風のうち、書いていない部分を足す。ChatGPT は説明が少ないと細部を補うことがあると OpenAI が説明しています(OpenAI Academy)
直すたびに全体が変わる一度に何か所も変えた1回の修正で変えるのは1か所だけ。残したい点も書き直す(OpenAI)
何度直しても近づかない会話が長くなり、前の指示が混ざったChatGPT に「この画像に使ったプロンプトを見せて」と頼み、ずれている所を確認してから新しいチャットでやり直す(OpenAI Academy)
「大きい」「きれい」が効かないことばがあいまい「巨大な」「見上げるほどの」など、もっと具体的なことばにする(Midjourney)
画像が作れなくなったその日の上限に達した時間をおくか、有料プランを検討する(次の章)

ツール別の向き・不向きと料金

無料で型を練習するなら ChatGPT か Gemini、仕事で Adobe 製品と組み合わせるなら Firefly、画風にこだわるなら Midjourney が目安です。料金は2026年10月時点のものです。最新の金額は必ず公式ページで確認してください。

サービス無料で使えるか有料の目安(2026年10月時点・最新は公式で確認)向いている人向いていない人・注意点
ChatGPT使える(回数に上限あり)Go 月1,400円、Plus 月3,000円、Pro 月16,800円から(国内向け解説・公式料金)会話しながら直したい人、文章作成もまとめてしたい人無料版の画像の上限は公式に枚数が出ていないため、何枚作れるか読みにくい
Gemini使える(1日の上限あり)Google AI Plus 月725円、Pro 月2,900円、Ultra 月14,500円から(Google 公式)Google アカウントで手軽に始めたい人文字や縦横比の指定は苦手な場合があると Google 自身が書いている(Google)
Adobe Firefly使える(1日の生成回数に上限あり)Standard 月1,580円(2,000クレジット)、Pro 月3,180円、Pro Plus 月6,600円、Premium 月31,680円(すべて税込)(Adobe 公式)資料・広告など仕事で使う人、Photoshop を使う人動画など一部の機能はクレジットを多く使うので、残りのクレジットを確認しながら使う必要がある
Midjourney無料プランなしBasic 月10ドル、Standard 月30ドル、Pro 月60ドル、Mega 月120ドル(年払いは20%引き)(Midjourney 公式)趣味のイラストで画風を細かく作り込みたい人英語の画面と説明が中心。料金はドルで、自動で更新される

Gemini の無料版で何枚作れるかは、公式のページでも「上限付き」とだけ書かれていることが多く、上限の決め方も変わることがあります。最新の上限は Gemini アプリ ヘルプで確認してください。

次にやること

まずは無料版で、型どおりのプロンプトを1つ作ることから始めてください。

① 自分でやる人の今日の一歩

  1. 作りたい画像を1つ決め、「主語」「構図」「画風」を1文ずつメモに書く(上の用途別テンプレートを写してOK)。
  2. ChatGPT か Gemini の無料版で送り、気になった所を1か所だけ直してもう一度作る。
  3. うまくいったプロンプトはメモ帳などに保存し、次から【 】の部分だけ入れ替えて使う。

② 自分でやるのが大変・早く確実にしたい人向け

どれも、急いで選ぶ必要はありません。まず無料版で型が合うかどうかを確かめてから決めてください。

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よくある質問

プロンプトは日本語と英語、どちらで書くべきですか?

ChatGPT と Gemini は日本語の文章で頼めるので、まずは日本語で問題ありません。Gemini のヘルプも、日本語で「描いて」「生成して」と書く例を載せています。Midjourney は英語の説明が中心なので、英語で書くほうが扱いやすい場合があります。

プロンプトは長いほうがいいですか?

長ければよいわけではありません。OpenAI は「多くの場合、はっきりした1〜3文で十分」としています。主語・構図・画風の3つが入っていれば、短くても十分です。

「〇〇を入れないで」と書いても出てくるのはなぜですか?

否定形で書くと、その単語自体が手がかりになり、かえって描かれることがあるためです。Midjourney と Google の公式ガイドも、欲しい状態を肯定形で書くよう勧めています。たとえば「人なし」ではなく「誰もいない静かな通り」と書きます。

同じキャラクターを何枚も描かせるにはどうすればいいですか?

最初のプロンプトで見た目(髪型・服・色)をくわしく決め、次からは「同じキャラクターで、場面だけ変えて」と頼みます。Google のガイドもこのやり方を紹介しています。毎回、主語の文をそのまま書き写して使うと、見た目がずれにくくなります。

作った画像はブログや仕事に使ってもいいですか?

サービスやプランによって条件が違うので、使う前に各サービスの規約を確認してください。確認する場所は画像生成AI商用利用、規約のどこを確認するかにまとめています。

出典