画像生成AIプロンプト、髪型を指定する書き方
画像生成AIで髪型を指定するときは、「長さ → 形(結び方) → 前髪 → 色 → 質感」の順に、部位ごとに1語ずつはっきり書くのがいちばん確実です。たとえば「肩までの長さ、ゆるいウェーブのボブ、眉にかかるぱっつん前髪、ミルクティー色の髪、つやのある髪」のように分けて書きます。それでも前髪や髪色が崩れたときは、最初から作り直さずに、各サービスの部分編集で髪の部分だけを直すと早く済みます。

あなたに合うのはどれ?
まずは、いま使っているサービスか、無料で始めやすいサービスを1つ選んでください。髪型の指定語はどのサービスでもほぼ同じように使えるので、違いが出るのは「崩れた所の直しやすさ」と「費用」です。
| 状況 | まず選ぶもの | 最初に開くページ |
|---|---|---|
| 初心者で、まず無料で試したい | Gemini アプリ(Nano Banana 2) | Gemini アプリで画像を生成、編集する(公式ヘルプ) |
| すでにChatGPTを使っていて、髪の一部だけ直したい | ChatGPTの画像編集(選択ツール) | Images in ChatGPT(OpenAI公式ヘルプ) |
| 仕事で写真・素材を毎日直す(Photoshopを使う) | Photoshopの生成塗りつぶし | 生成塗りつぶしの使用(Adobe公式ヘルプ) |
| 予算があり、イラストの絵柄や雰囲気にこだわりたい | Midjourney(Vary Region / Editor) | Vary Region(Midjourney公式ドキュメント) |
- Gemini: 無料プランから使えて、編集も会話で頼めるからです。ただし画像の生成・編集は18歳以上が対象です(Google公式ヘルプ)。
- ChatGPT: 範囲を塗って「ここだけ」と頼める選択ツールがあるからです(OpenAI公式ヘルプ)。
- Photoshop: 選択範囲を細かく作れるので、髪の毛先など細かい所を直しやすいからです。
- Midjourney: 絵の雰囲気を作り込みやすく、
--noで入れたくない要素も指定できるからです。
作った画像をSNSや副業の素材に使うなら、髪型より先に規約も確認しておくと安心です。確認する箇所は画像生成AI商用利用、規約のどこを確認するかにまとめています。
髪型プロンプトの基本は「部位ごとに1語ずつ、決まった順番で」
髪型は「長さ」「形」「前髪」「色」「質感」の5つに分けて、この順番で書くと崩れにくくなります。「かわいい髪型」のような雰囲気の言葉だけだと、AIが毎回違う解釈をするからです。
5つの部位と書く順番
| 順番 | 部位 | 決めること | 日本語の例 | 英語の例 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 長さ | どこまで届くか | 肩までの長さ | shoulder-length hair |
| 2 | 形・結び方 | ボブ、ポニーテールなど | ボブ、ポニーテール | bob cut, ponytail |
| 3 | 前髪 | 長さと形 | 眉にかかるぱっつん前髪 | blunt bangs at eyebrow level |
| 4 | 色 | 髪の色 | 黒髪、ミルクティー色 | black hair, beige blonde hair |
| 5 | 質感 | ストレート・ウェーブ・つや | ゆるいウェーブ、つやのある | loose waves, glossy hair |
書き方の例
たとえば、次のように1文にまとめます。
- 日本語: 「20代の女性、肩までの長さのボブ、眉にかかるぱっつん前髪、ミルクティー色の髪、ゆるいウェーブ、つやのある髪、白い背景、正面からのバストアップ」
- 英語:
a woman in her 20s, shoulder-length bob cut, blunt bangs at eyebrow level, beige blonde hair, loose waves, glossy hair, white background, front view, bust shot
人物・服・背景をどの順で書くかは、髪型以外にも効いてきます。全体の順番の考え方は画像生成AIプロンプトの書き方、順番で決まるで詳しく説明しています。
日本語と英語、どちらで書くか
ChatGPTとGeminiは日本語で十分に通じます。Midjourneyは英語のほうが意図どおりに出やすいので、英語の指定語を使うのがおすすめです。「ぱっつん」「姫カット」のような日本特有の言葉は、英語の説明を添えると伝わりやすくなります(例: 姫カット → hime cut, straight bangs and cheek-length side locks)。
部位ごとの指定語一覧
ここに挙げる言葉を、上の5つの部位に1つずつ当てはめれば髪型を指定できます。全部を使う必要はなく、各部位から1語ずつ選べば足ります。
長さ
| 日本語 | 英語 | 目安 |
|---|---|---|
| ベリーショート | very short hair, pixie cut | 耳が出る |
| あご下の長さ | chin-length hair | ボブの基本 |
| 肩までの長さ | shoulder-length hair | ミディアム |
| 胸までの長さ | chest-length hair | セミロング |
| 腰までの長さ | waist-length hair | ロング |
「ロング」「ショート」だけだと幅が広すぎます。体のどこまで届くか(あご・肩・胸・腰)で書くと、長さが安定します。
形・結び方
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| ボブ | bob cut |
| ウルフカット | wolf cut |
| ポニーテール(高い位置) | high ponytail |
| ツインテール | twin tails |
| おさげ・三つ編み | braids |
| お団子 | bun, (2つなら) double buns |
| ハーフアップ | half-up hairstyle |
| 編み込み | braided crown |
前髪
前髪は崩れやすい部位なので、「長さ」と「形」の両方を書くのがコツです。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| ぱっつん前髪 | blunt bangs |
| 眉上の短い前髪 | short bangs above the eyebrows |
| 目にかかる前髪 | long bangs covering the eyes |
| 流し前髪 | side-swept bangs |
| シースルー前髪 | see-through bangs, wispy bangs |
| センター分け | center part, middle part |
| 前髪なし・おでこを出す | no bangs, forehead visible |
色
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 黒髪 | black hair |
| 茶髪(暗め) | dark brown hair |
| 金髪 | blonde hair |
| 銀髪 | silver hair |
| ピンクの髪 | pink hair |
| 毛先だけ色を変える | ombre hair, (例) black hair with pink tips |
| 内側だけ色を変える | inner color, (例) black hair with blue underneath |
質感・動き
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| まっすぐ | straight hair |
| ゆるいウェーブ | loose waves |
| くせ毛・巻き毛 | curly hair |
| つやのある | glossy hair, shiny hair |
| 風になびく | hair blowing in the wind |
| 耳にかける | hair tucked behind the ear |
| アホ毛 | ahoge, a single strand sticking up |
崩れやすい箇所と直し方
髪型の崩れ方は大きく5つに分けられ、どれも「プロンプトの書き直し」か「部分編集」のどちらかで直せます。全体を作り直すと、気に入っていた顔や服まで変わってしまうので、まずは原因に合った直し方を選んでください。
| 崩れ方 | よくある原因 | まず試す直し方 |
|---|---|---|
| 髪の色が服や目に移る | 色の言葉が髪から離れている | 「ピンクの髪」のように色と髪を隣に置き、服・目の色も書く |
| 前髪の長さが指定と違う | 長さを書いていない | 「眉にかかる」「目にかかる」など位置で書く |
| ポニーテールがツインテールになる | 結ぶ数と位置を書いていない | 「1つに結んだ」「高い位置」と数と位置を足す |
| 髪が背景に溶け込む | 髪と背景の色が近い | 背景の色を髪と違う色に指定する |
| 作り直すたびに髪型が変わる | 毎回ゼロから生成している | できた画像をもとに編集で頼む |
色移りを防ぐ書き方
髪の色が服や目に移ってしまうのは、AIが色の言葉をどの部位にかけるか取り違えるためです。対策は2つあります。
- 色の言葉と「髪」を必ず隣に置く(「ピンクの髪」◯/「ピンク、ロング、髪」✕)
- ほかの部位の色も書いておく(例: 「ピンクの髪、黒い瞳、白いシャツ」)
Midjourneyでは、入れたくない要素を --no で指定できます(例: --no pink clothes)。--no はVary Regionで描き直すときにも使えるパラメーターの1つです(Midjourney公式: Vary Region)。
「髪だけ変えて」と頼むときの書き方
すでにある画像の髪型だけを変えたいときは、変える所と変えない所を両方書きます。
- たとえば: 「髪型だけを肩までのボブに変えてください。顔、表情、服、背景、ポーズは変えないでください。」
変えない所を書かないと、AIが顔や服まで描き直すことがあります。
サービス別:髪の一部だけ直す手順
どのサービスにも「画像の一部だけを描き直す」機能があり、前髪や毛先の崩れはこれで直すのが早いです。画面の言葉は公式ヘルプの表記に合わせています(表示はアップデートで変わることがあります)。
ChatGPT:選択ツールで髪を塗って指示する
- ChatGPTで作った画像をクリックして開く
- 画像のメニューから「選択」(英語の画面では Select)を選ぶ
- 左側のスライダーで選択ツールの大きさを変え、直したい前髪や毛先をなぞる
- チャット欄に「この部分の前髪を眉にかかる長さに」と入力して送る
つまずきやすい所: OpenAIのヘルプには、選択範囲は必ずしも正確ではなく、編集が選んだ範囲の外にはみ出すことがあると書かれています。特に顔や手のまわりは元の画像と見比べるよう案内されています(OpenAI公式ヘルプ)。 直し方: 前髪を直すときは、目や眉まで塗らないように選択ツールを小さくし、「目と眉は変えない」と書き足します。
Gemini:ライブラリから画像を開いて会話で頼む
- gemini.google.com かGeminiアプリを開く
- 「ライブラリ」から編集したい画像を選ぶ
- 画像の下にある「チャット」をクリックする
- テキストボックスに「前髪だけを流し前髪に変えて。顔と服は変えないで」と入力して送信する
つまずきやすい所: 範囲を塗って指定するのではなく、言葉で伝える方式なので、顔まで変わることがあります。 直し方: 変えない所(顔・表情・服・背景)を毎回書き足します。また、Nano Banana 2の1日の上限に達すると、Proでの再生成はできないと公式ヘルプに書かれています(同ヘルプ)。
Midjourney:Vary Region(Discord)/ Editor(Web)
- Discordでは、画像を拡大(Upscale)したあとに表示される「Vary (Region)」を押す
- 直したい髪の範囲を選ぶ
- 必要ならプロンプトを書き換える(例:
blunt bangs at eyebrow level) - 送信して描き直す
Vary RegionはDiscord向けの機能で、Webサイトでは「Editor」の「Erase」が同じ働きをします(Midjourney公式ドキュメント)。
つまずきやすい所: 選ぶ範囲が小さすぎると、変化がほとんど出ないことがあります。 直し方: 前髪なら額の上から眉の上まで、少し広めに選びます。
Photoshop:生成塗りつぶし
- なげなわツールなどで、直したい髪の部分を選択する
- 表示されるコンテキストタスクバーで「生成塗りつぶし」を選ぶ
- 「ゆるいウェーブの毛先」などのプロンプトを入力し、「生成」を押す
- 出てきた候補から選ぶ
つまずきやすい所: 選択範囲の境目が髪の流れとずれていると、つなぎ目が不自然になります。 直し方: 毛先の外側の背景まで少し含めて選択します。
料金と向き・不向き
髪型を作るだけなら無料プランでも足ります。有料にするかどうかは、「毎日たくさん直すか」「仕事で写真を扱うか」で決めると迷いにくいです。料金は2026年10月時点のものです。最新の金額は必ず公式ページで確認してください。
| サービス | 料金の目安(2026年10月時点・最新は公式で確認) | 向いている人 | 向いていない人・注意点 |
|---|---|---|---|
| Gemini(Google AI プラン) | 無料、Google AI Plus 月725円、Google AI Pro 月2,900円、Google AI Ultra 月14,500円〜(Google公式) | 無料で始めたい人、スマホで直したい人 | 範囲を塗る指定ではないので、細かい所は言葉で何度か頼むことになる |
| ChatGPT | プランと金額は公式の料金ページで確認 | 文章の作業と画像づくりを同じ場所でしたい人 | 選択範囲の外まで編集されることがある |
| Midjourney | プランと金額は公式ドキュメントで確認 | イラストの雰囲気にこだわる人 | 英語のプロンプトが前提。まず無料で試したい人には向かない |
| Adobe Firefly / Photoshop | Firefly Standard 月1,580円、Firefly Pro 月3,180円、Firefly Pro Plus 月6,600円、Firefly Premium 月31,680円(税込)(Adobe公式) | 写真や仕事の素材を細かく直す人 | 有料プランの生成クレジットは動画などのプレミアム機能で消費される仕組みなので、使い方によって必要なプランが変わる |
Adobeの公式ページでは、有料プランはどれも標準的な画像とベクターを無制限に生成でき、生成クレジットは動画・オーディオ・パートナーモデルによる生成などに使うと説明されています(Adobe公式)。無料枠で比べたい人は画像生成AI商用利用おすすめ、無料枠で比べるも参考にしてください。
よくある質問
髪型のプロンプトは日本語でも大丈夫ですか?
ChatGPTとGeminiは日本語のプロンプトで十分に通じます。Midjourneyは英語のほうが意図どおりに出やすいので、この記事の表にある英語の指定語を使ってください。「姫カット」のような日本特有の言葉は、英語の説明を添えると伝わりやすくなります。
前髪だけがいつも思いどおりになりません。
「ぱっつん」のような形だけでなく、「眉にかかる」「目にかかる」など長さを位置で書いてください。それでも崩れるときは、ChatGPTの選択ツールやPhotoshopの生成塗りつぶしで前髪だけを塗って直すのが早いです。顔まで変わらないよう、「目と眉は変えない」と書き足します。
同じキャラクターの髪型を毎回そろえるには?
毎回ゼロから作らず、気に入った画像をもとに編集で頼むと、髪型がそろいやすくなります。プロンプトの髪の部分(長さ・形・前髪・色・質感)をメモにしておき、毎回同じ言葉で書くのも有効です。
髪の色が服にも移ってしまいます。
色の言葉を「ピンクの髪」のように髪のすぐ隣に置き、服や目の色も別に書いてください。Midjourneyなら --no pink clothes のように、入れたくない要素を指定できます。
次にやること
まずは、いま使っているサービスで「長さ→形→前髪→色→質感」の順のプロンプトを1つ作ってみるところから始めてください。
① 自分でやる人の今日の一歩
- この記事の表から、5つの部位それぞれに1語ずつ選んで、プロンプトを1文にまとめる
- 生成した画像で崩れた部位を1つだけ選び、部分編集で直す(ChatGPTなら「選択」、Geminiなら「ライブラリ」→「チャット」)
- うまくいったプロンプトをメモアプリに保存して、次回もそのまま使う
② 自分でやるのが大変・早く確実にしたい人向け
- 有料プランに上げる: たとえばGoogle AI Proは月2,900円です(2026年10月時点・最新は公式で確認)。毎日直す作業がある人に向いています。たまにしか使わない人は、無料プランのままで足ります。
- Photoshopを使う: 範囲を細かく選んで直したい人に向いています。ただしツールの操作を覚える時間がかかるので、髪型を数枚作るだけの人には向きません。プランはAdobe公式で比べてください。
- 公式ヘルプを読む: 費用はかかりません。各サービスの画面がアップデートで変わったときは、この記事より公式ヘルプのほうが新しい情報です。
急いで有料にする必要はありません。無料で試して、上限に何度も届くようになってから考えれば十分です。
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